「達成されやすい目標とは？」

目標には達成されやすい目標と達成されにくい目標があります。

どんなにいい目標を自分で立てたと思ってそれを達成している姿をイメージした
としても、ある目標はなかなか達成できない。またある目標はふと気づいてみる
と達成されている。

この違いは一体なんだろうか。イメージトレーニングの深さの違い？思いの強さ
の違い？確かにそれもあるでしょう。でも、もう少し明確に分けることができま
す。

その違いは何か。

ズバリ

「その目標を達成したときに一緒に喜び合える人が居る目標
　 は達成されやすい」


「ひとりよがりの目標は達成されにくい」


ということです。

なぜ、そういうことになるのか。
ひとりよがり、自分ひとりだけ満足する目標というのはその達成にブレーキがか
かる可能性が高いのです。
誰がブレーキをかけるのか。自分自身です。無意識のうちに
その達成にブレーキがかかるようなのです。

根本的に人は喜びを誰かと共有したいという本質があるように感じています。こ
の意識は私たちが共通して奥底に持っている。
私たちは自分の目標を達成したい、と思っているのと同時に他の人も目標を達成
して欲しい、と奥底で願っている。

お互いがサポートをし合いたい、という思いを深いところで望んでいる。
だから、達成したときもその喜びをぜひシェアし合いたいと願っているのです。

いやいやそんなことない、誰かが輝かしい業績や成功を収めると「すごいなあ」
と思う反面、嫉妬心や羨望が生まれるではないか、と思ったかた。
確かにそうした感情が出てくることはあると思います。

ただ、そうした嫉妬心の奥を見つめてみると「その人の成功は自分とは関係な
い」というスタンスがあるように思います。「関係ない」のでいかようにも感じ
ることができる。

ある人の成功に、具体的に少しでも関わっていたとしたら、自分の大切な友人で
その人が下積み時代どんな苦労をしていたか、よ〜く知っていたら、果たして嫉
妬心が浮かんでくるでしょうか？よくやったね、がんばったな、良かった、と思
うのではないでしょうか。

だから自分が目標を立てたとき、その達成場面のイメージをして、誰か大切な人
の顔が浮かび、その人の笑顔、「やったね、よかったね」と喜んでいる声、握手
をしてる場面、など一緒になって喜んでいるイメージが沸く目標はグングン達成
に近づくのです。

なぜならそれは「ひとり」で行う目標ではないからです。
「ひとり」で達成にがんばる目標は、つらいのです。
達成への過程が楽しくないのです。「ひとり」では寂しい。

誰かと喜びをシェアできる目標は楽しいのです。その目標を達成する過程をお互
い楽しむことができるのです。

そして「ひとり一馬力」ではなく、「ふたり２乗馬力」「３人３乗馬力」と加速
度的にパワーを得て、どんどん達成に近づいていくのです。

ぜひ、今掲げている目標を上記の観点で見直してみてください。そして、達成し
た時に誰と一緒に喜べるかを想像してみてください。誰かと一緒に喜んでいる場
面をリアルにイメージできれば、迷わずＧＯ！です。